新年早々なんだかモヤモヤした気持ちに包まれていた私。
年末年始に楽しみにしてたドラマも、録画したまま見ることができていない……。
新しく始まった今クールのドラマも、ほとんどまだ見ていない……。
(もちろんしっかり録画はしてます)
新しい年をこんなモヤモヤしたまま始めたくないのに……。
何とか元気を出さなくては、自分!
ということで、思いついたのがひとりSATCマラソンです。
つまり、単にシーズン1の一話目からじっくり見直すだけ(笑)
大好きなんです、SATC。
見ると元気が出るんです。
だからあまりにも何度も見すぎて、ここ何年かごぶさたでした。
でも再び、このドラマに元気をもらわないといけない時がきたようです。
今まで何度も見ただけあって、多分全話スタートを見れば、
「ああ、こういう話ね」
って思い出せます。
でも、これまではただ見てるだけだったから、
今回は好きなセリフとか好きな場面とかメモってみようかなと思ってます。
ちなみに、一番好きなキャラはシャーロット(全員好きだけど)。
お嬢様っぽくてかわいい感じ、あんな風になりたいなって
見ながらいつも思ってました。
男性キャラではエイダンが一番好きだった。
(でも映画版で微妙になってた)
ドラマ版はシーズン1から6まであって、そのあとに映画版が二本上映されましたね。
映画版第一弾を劇場で見た時、キャリーたちのルックスがあまりにも変化してて、
実は結構びっくりしました。
それを思い出しながら今回第一話見返したら、
みんな若い! きれい!
そしてやっぱり、懐かしい(T ^ T)
大好き、SATC。
ミスター・ビッグも、若いしかっこいい!
そのあとの「グッドワイフ」で増量したおじさんになってる姿も見てるから、
なおさらかっこよく感じる!
というわけで第1話、振り返ってみましょう。
あらすじ
第1話の冒頭は、主要キャラとはまったく違う人物たちの恋模様から始まります。
ロンドンからニューヨークに越してきた美しい女性。
彼女はすぐにとあるパーティーでやり手イケメンビジネスマンと知り合い、
速攻で恋に落ちます。
始まったばかりの恋はあまりにも順調。
順調すぎて一緒に不動産を見に行って、彼の親に会う話まで。
しかし突然親に会う話はキャンセル。
彼はそのまま音信不通、というクズ男だったと明らかになり、恋は終わる。
そこでついに主人公の恋愛コラムニスト・キャリーが登場。
「彼女はニューヨークのルールを知らなかった」と。
一体どんな街なんだニューヨーク(笑)
で、ニューヨークで都会ライフを満喫する人たちの恋愛観が、
突然インタビュー形式で繰り広げられます。
(最初はこのインタビュー形式だったな~。
私はこのインタビュー形式がなくなってからの方が
ドラマに入り込みやすくて好きだった。)
しかし、まあ男も女もよくしゃべるしゃべる。
よくわからないレストランでキャリー、サマンサ、シャーロット、ミランダも、
ひたすら男についてしゃべるしゃべる。
で、テーマは「気持ち抜きのセックス」に。
そんなとき、キャリーは今まで自分を一度ならず三度もやり捨てした男と再会。
そこでたくらむわけです、彼を利用することを。
気持ち抜きのセックスは見事成功、楽しんだかに思えたキャリーでしたが、
相手にセフレとしての関係を歓迎された途端、
結局モヤっとなってしまいました。
そんなキャリーについに運命の出会いが。
ミスター・ビッグ!
一方で、有名な超やり手プレイボーイビジネスマンのダンカンと
デートをしていたシャーロット。
簡単には体を許さない、と決めていて、彼の家には行ったものの許したのはキスまで。
彼もそんな彼女を尊重してくれた、と思いきや、
彼女を送りついでに女を物色しにクラブへ。
結局超自分勝手男でした。
そのクラブでは、ミランダがキャリーの年下友人スキッパーとお見合い。
弁護士らしくスキッパーをひたすら口撃してたけど、
結局外に出てからミランダが壁ドン的な感じでキス。
同じくクラブでミスター・ビッグを見かけたキャリーとサマンサだったが、
キャリーはひより、サマンサがビッグにアプローチ。
しかし、サマンサはグイグイいったにもかかわらず、ビッグに相手にされなかった。
そして、シャーロットと別れた後のダンカンにお持ち帰りされてました。
みんなに色々ドラマが起きている中、ひとり夜道を歩くキャリー。
そこにビッグの車が通りかかり、送ってもらえることに。
気持ち抜きのセックスの話をするキャリーにビッグは言う。
「まだ本気の恋をしたことがないね」
そんなビッグが気になってしまったキャリーはたずねる。
「本気の恋をしたことある?」
それに対してビッグは、
「アブソ、ファッキン、リュートリー(もちろん)」と答えた。
ここからキャリーの大きなドラマが始まることになる。
お気に入り場面
いかに男が自分勝手かということが語られまくりの表現されまくりでしたね。
冒頭のカップルの男、クズすぎる!
あとシャーロットを送りがてら、今夜の相手を物色しにいった男も。
しかもそいつ、持ち帰ったサマンサに対しても
「明日早いから泊まらないでね」って言ってて、
クズの上乗せしてました(笑)
でもほんと、それくらいクズな男、わたしもたくさん目撃してきましたよ……。
一方で、気弱な年下男スキッパーはミランダにやりこめられてました。
(彼ものちのち自分勝手な一面を見せることになるけど)
「世の中の女は美人か面白いかの二種類なの?」
「私は美人じゃないってこと?」
「私は美人? なら面白くないってこと?」
ってまくしたてるミランダが面白かった。
これ実際初デートでまくしたてたら振られるんじゃないかと思いますが。
ミランダ的にはスキッパーは「ナシ」だったのに、
店の外でスキッパーがキスすると、「とりあえずはアリ」になってましたね。
人の気持ちなんて、そんなもんですよね。
好きな場面はこんな感じです↓
イギリス女子とやり手ニューヨーカーの出会い
パーティーで絵を熱心に見つめているイギリス女子にやり手ビジネスマンが近づき、
会話が始まります。
話してる間、彼はとにかくじっと彼女の目を見つめてるんですよね。
さすがやり手男!
彼女がちょっとずつおちて、恋が始まる瞬間が、
あんな短い場面なのに彼のまなざしだけでも説得力十分に描かれていたと思います。
(そしてこのグイグイいく感じが、その後のクズさも若干予感させる……。)
キャリーとビッグの出会い
自分をやり捨てた男と気持ち抜きのセックスをした後、
「してやったり」なキャリーがうっかり道でぶちまけたバッグの中身を
拾ってくれたのがビッグでした。
拾ってくれたのはコンドーム!
かなり恥ずかしい出会いですが、インパクトは大きいですね。
これ、東京だとこんなことがあっても再会できる確率ってかなり低いと思うけど、
ニューヨークだと結構アリなのかな?
もちろん二人はこの後バッチリ再会してました。
道端で偶然こんな風に出会う、ってある意味ありがちな気もするけど、
かえって奇をてらわずさらっと二人を出会わせるところがSATCらしいのかもしれない。
主要キャラの出会わせ方ってわりとひねってなんぼなとこがあるけど、
こういうさらっとした出会いが、その後のドラマチックな関係につながるっていうのもいいですね。
キャリーとビッグ、接近の夜
はい、早速に再会しました、キャリーとビッグ。
「気持ち抜きのセックス」の話を軽やかに笑い飛ばし、
「本気の恋」の話をしたビッグ、
これまでのクズ男とは違い、大物男感、そしてただ者じゃない感が
ぷんぷんに漂ってました。
こんな話されたら、聞きたくなっちゃいますよね。
「本気の恋、したことあるの? どんな恋?」
案の定、キャリーは一回車を降りたあとにまた引き止めて、聞いていました。
その後のビッグの決めゼリフが、
「アブソ、ファッキン、リュートリー」
このセリフ好き!
日本語だと、「モチのロンよ」みたいな感じになるんでしょうか。
かっこよさが半減(>_<)
ビッグに心をギュッとつかまれてしまった様子のキャリー、
車を見送る時の顔がなんとも言えずドラマチックでした。
日本の女優さんで顔でああいう表現できる人、
少ない気がするなあ。
ちょこっと英会話
今回笑っちゃったのはミランダのセリフ。
男たちが、
女は男を選びすぎだ。
ろくに中身も見ないで、ブサイクやハゲやチビを捨てる。
年取ったら身の程知らずな選り好みをしないでそういう相手を選ばないと。
的なことを言うんですよ。
それに対するミランダの独白がこちら。
「あたし付き合ったわよ、チビ、デブ、貧乏、総ナメ。
でも男はみんな同じ。
どんなブ男でもいい男と同じくらい自分勝手ね」
I’ve been out with short, fat, and poor guys.
It makes no difference.
They are just as self-centered as the good-looking ones.
さすがミランダ、弁護士なだけあってよく口が回る!
self-centered で自分勝手っていう意味なんですね。
海外ドラマの好きなところの一つは気の利いたセリフ。
これからも好きなセリフ探しを楽しみたいところです。
おわりに
実はわたし、新年なのにもやもやしてた理由の一つが
とある自分勝手な男性についてだったので、
何だか今回のテーマは妙にタイムリーでぐぐっと心に響きました。
特にミランダのセリフ(^^;)
結局のところ、男にかぎらず人間みんな自分勝手なところはあるし、
あまり周りに振り回されない強い人間になりたいものです。
それにしてもSATC、ほんと「人間」を描いてるな、と思いました。
とんでもないクズな行動をする人もいるし、
ちょっとしたことで気持ちが揺らいだり変わったりするし、
人間の単純じゃないところ(≒複雑なところ)の面白さの表現が絶妙です。